13年間におよぶWTCC世界ツーリングカー選手権の歴史に幕。2018年からの『WTCR』開催が正式発表(オートスポーツweb)

FIA国際自動車連盟は、12月6日に開催されたワールド・モータースポーツ・カウンシルの決定として、2017年限りでWTCC世界ツーリングカー選手権の開催を終了し、新たに『FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)』と呼ばれるシリーズが2018/2019シーズンに開催すると発表した。

【18年導入のホンダ・シビック・タイプR TCR】

 ツーリングカーレースの最高峰として、2005年に現在のかたちでスタートしたWTCCは、ユーロスポーツ・イベントが主催し、テレビ放送を強く意識したシリーズを開催。BMWやセアト、シボレー、シトロエン、ホンダなどのマニュファクチャラーが参戦してきた。また、日本でも岡山国際サーキットや鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎで開催されてきた。

 しかし近年はマニュファクチャラーの関心が低下し、2017年シーズンはマニュファクチャラーとしてはホンダ、ボルボという2メーカーのみの参戦に。一方で、かつてWTCCをオーガナイズする立場にあったマルチェロ・ロッティが新たに立ち上げたTCR規定は、車輌のコストも低く、全世界的に流行の兆しをみせていた。また、TCRは各国に地域シリーズが設立されているほか、さまざまなレースで参加可能に。日本でもスーパー耐久にST-TCRクラスが設けられている。

 そんななかFIAは、12月6日に行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルのなかで、「FIA世界ツーリングカー選手権と、その関連ブランドが12月8日に終了することを確認した」と発表した。

 この後継となるのは、WTCCと同様にユーロスポーツ・イベントがイベントを担当する『FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)』。現在のTCRインターナショナルシリーズをベースとするが世界選手権ではなく、『ワールドカップ』という扱いとなる。参加可能となる車両は、2018/19年に用いられるFIA TCR規則に沿ったもので、この期間は開発が凍結される。また、FIAの“ワールドカップ・パスポート”をもつ車両だけが参加することができる。

 また、ユニークなのはマニュファクチャラーのエントリーが認められず、プライベートチームに限られているところだ。1チームあたり最低で2台のエントリーが必要で、2台のエントリーには15万ユーロ(約1987万円)のエントリーフィーが必要となる。また、最大参戦台数は26台で、FIAが定めるバランス・オブ・パフォーマンスとバラストシステムによって性能の均衡化が図られる。

 FIAはこの『WTCR』におけるオフィシャルタイヤ、燃料等のサプライヤー、カレンダーについては正式に確定し次第発表するとしている。

 新たなワールドカップの規定となったTCRは、すでにホンダ・シビック、アウディRS3、フォルクスワーゲン・ゴルフ、セアト・レオン、アルファロメオ・ジュリエッタ、ヒュンダイI30、キア・シード、オペル・アストラ、プジョー308等の車種が開発されている。

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