人は見た目が100%!――エグゼクティブの「ABC」を変えるのがイメージコンサルタントの仕事(ITmedia ビジネスオンライン)

出展元:ITmedia ビジネスオンライン

ITmedia エグゼクティブ勉強会に、国際イメージコンサルタントである一色由美子氏が登場。「リーダーとしての存在感、信頼感をアップさせるイメージマネジメント術」をテーマに、米国ニューヨークで、会社経営者や投資家、政治家、アーティストなどの顧客にコンサルティングを行った経験に基づくイメージアップの方法を紹介した。

●ビジネスでもハロウィンのようにコスプレを

 イメージコンサルタントという職業は、外見はもちろん、話し方や聞き方、立ち振る舞いなど、ノンバーバル(非言語)コミュニケーション全般の改善を最大の目的としている。

 「イメージコンサルタントの仕事を説明すると、多くの日本企業のエグゼクティブは”白いシャツを着ればいいのだろう”という反応をする。確かに清潔感は必要だが、それは一部である。内面が重要なのはもちろんだが、外見は内面の一番外側とも言え、内面を見てもらう前に、外見で判断されてしまうことも多い」(一色氏)

 具体的な仕事は、「ABCを変えること」。ABCとは、「A(見た目:Appearance)」「B(立ち振る舞い:Behavior)」「C(コミュニケーション:communication)」である。ABCの中でも、短期間で取り組むことができるのが「A(見た目:Appearance)」である。

 「『人は見た目が9割』という書籍があるが、私自身は見た目が100%だと思っている。有名企業の社長には、非常に魅力的な人が数多くいるのは、内面と外見の両方を磨き現在の地位にあるのだと感じている。外見が整えば、その後の立ち振る舞いはおのずとついてくる」(一色氏)

 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」という事実に基づく映画がある。家を飛び出した16歳の少年が、医者やパイロット、弁護士などになりすまし、23歳で逮捕されるまで詐欺を繰り返す話である。この少年が23歳まで逮捕されなかったのは、頭が良かったのはもちろんだが、医者やパイロットという見た目に人がだまされたからである。

 「ハロウィンは子どもの祭りなのに、日本では多くの大人が夢中になるほどコスプレが好き。ビジネスでももっと、自身を演出することを楽しめばいいのにと感じている」(一色氏)

●対人認知の能力を磨く

 見た目が他者に与える心理的影響は、まず「外見」を判断することで「対人認知」を行い、認知した情報に基づいて「対人行動」に移る。例えば、汚い格好で人に道を尋ねると、高い確率で嫌な顔をされてしまう。同じ格好でお店に入ると、お店の人の対応がどうなるかは容易に想像できる。逆に、洗練された格好でお店に入ると、対応がよくなる。

 人は、外見で中身を勝手に判断されてしまう。日本人は同じ会社に長く勤めることが多く、一人一人能力が違うのに外見が画一的で個性を発揮できない、対人認知の部分がおざなりになってしまう傾向にある。依頼が多いのは、外資系企業以外では、個人事業主や講師などで、理由は、対人認知がビジネスに大きく影響するからだ。

 「イメージコンサルティングで、さまざまな会社に行くが、メーカーはメーカーの、金融機関には金融機関の顔がある。人のイメージは、社内で重要なのはもちろんだが、社外ではさらに厳しく評価される。日ごろから、どんな人がいい役職に就き、給料が高いかを観察することで、対人認知の能力が磨かれる」(一色氏)

 外見を判断し、対人認知の後は、対人行動に移る。対人行動では、この人を支援したいか、攻撃したいかに分かれる。対人認知で相手に説得力があると感じてもらえれば、話を聞く態度になるが、なければ適当に話を流す。これは、仕方のない心理的効果である。

●ビジネスファッションルール テストに挑戦!

 ポッカコーヒーの代名詞ともいえる「顔缶」がある。1972年に発売した当初は、顔缶ではなく、ゴーゴーを踊っている人々のイラストがデザインされていたが、これはまったく売れなかった。当時、缶コーヒーを購入するのは、ほぼ男性であり、1日やる気になる男らしい顔にすることで、37年間で87億本を販売する爆発的なヒット商品に変化した。

 その間に10回、時代の変化に合わせて変更している。また、各時代の代表的な漫画のキャラクターなどもデザインに採用されている。ポッカコーヒーと同様に、人も時代にあわせて変化しなければ、時代に取り残されてしまう。役職や立場によって、見た目も変えていく必要がある。

 米国では、見た目の違いにより生涯賃金に4000万円の差が出るという調査結果が報告されている。また、犯罪者も見た目が良ければ刑が軽くなるという判例もある。さらに歯がきれいだと育ちが良いと思われ、汚いと育ちが悪いと判断される。チャンスをつかむのは見た目からである。

見た目は有望なのに、ことごとくオーディションに落選する若い女優がいた。彼女は、今どきのおしゃれをしていたが、審査員が評価する見た目ではなかった。合格するためには、審査員に評価されるように変えることも重要。その一環としてイメージコンサルティングでよく実施している「ビジネス ファッションルール テスト」を紹介した。これは、10個の問いに「Yes」か「No」かで答えるものだ。

ビジネスファッションルール テスト

(1)ボタンダウンにネクタイを締めることがある

(2)ワイシャツの下にTシャツを着ることがある

(3)ネクタイの先がベルトより下にくるように締めている

(4)スーツには脱ぎやすいローファーを合わせている

(5)寒い日にはスーツの中にニットのセーターを着る

(6)ワイシャツの袖先は見えない方が汚れなくてよい

(7)汗かきなのでスポーツソックスをはいている

(8)しわにならないようにスーツのボタンは留めない

(9)ベルトは黒しか持っていないが茶色い靴も履く

(10)髪が薄くなってきたのでなるべく伸ばしてい。

●スーツの間違った着方は外国人の変な着物と同じ

 さて読者の皆さんは、「Yes」の数がいくつあっただろうか? このテスト、実はYesの数が少ないほどいいのである。一色氏は、次のように解説する。

(1)ボタンダウンにネクタイを締めることがある

 ボタンダウンは、ポロの競技用に作られたシャツなので、ネクタイをするのはNGとされている。「ここは日本だから……」と言う人もいるが、変な着物の着方をしている外国人と同じなのだ。

(2)ワイシャツの下にTシャツを着ることがある

 ワイシャツは下着なので、本来下には何も着ないのが正しい着方です。ただし、日本の夏は暑いので、汗じみになってしまうためベージュ系の透けにくいTシャツを着るのがお勧めだ。また、基本的に日本人は単なる白いワイシャツだと貧相になってしまうので、白を着るのであればオックスフォードやヘリンボーンなどの凹凸がある生地を選ぶのが正解だ。さらに、真っ白よりもオフホワイトを勧める。

(3)ネクタイの先がベルトより下にくるように締めている

 ネクタイは、先がベルトのバックルの位置にくるように締めるのが正解。また、結び目の真ん中にディンプルを作ってほしい。ただし、葬式や謝罪のときには作ってはいけない。細すぎる、また太すぎるネクタイもNG。スーツの下襟(ラペル)の太さにあわせると間違いない。参考になるのは、映画「007シリーズ」のジェームズ・ボンドの着こなしである。

(4)スーツには脱ぎやすいローファーを合わせている

 スーツに合わせてもいい靴は、望ましい方から順番に、ストレートチップ、プレーントゥキャップ、プレーントゥ、ウイングチップ、モンクストラップの5種類である。

(5)寒い日にはスーツの中にニットのセーターを着る

 スーツの下にセーターを着るためか、日本人の7割はスーツのサイズが合っていない。現在は、手ごろな価格の物もたくさんあるのでできればオーダーしてほしい。

(6)ワイシャツの袖先は見えない方が汚れなくてよい

 スーツの袖から必ずワイシャツの袖が数センチ出ていなければならない。

(7)汗かきなのでスポーツソックスをはいている

 ショートソックスやカラーソックスは履いてはいけない。カラーソックスが許されるのは、マイケル・ジャクソンだけ(笑)。

(8)しわにならないようにスーツのボタンは留めない

 座ったとき以外は、スーツのボタンは留めなければならない。2つボタンの場合は上のボタンだけ、3つボタンの場合は上の2つか真ん中のボタンだけ留めて1番下は留めない。

(9)ベルトは黒しか持っていないが茶色い靴も履く

ベルトと靴の色は、必ず合わせる。

(10)髪が薄くなってきたのでなるべく伸ばしている

 薄くなった場合は、全体的に短髪にした方がおしゃれである。

●初対面で好まれる服装とは

 初めて会う顧客や客先でプレゼンをする場合は、ネイビーかチャコールグレーのスーツが望ましい。シャツは無地で、オフホワイトかサックスブルーがいい。ネクタイは無地が、インパクトがある。柄物は難しい。レジメンタルタイは若々しさややる気を見せられるので、お勧めだ。ただし、ヨーロッパで行われる重要な国際会議などには、卒業大学(ヨーロッパ)のネクタイとかぶることがあるので、注意してほしい。小紋は問題ないが、意外に日本人に似合うのは黄色のネクタイである。

 クレームの場合は、グレーかチャコールグレーのスーツにする。シャツはオフホワイト、ネクタイはグレーの無地にし、結び目にディンプルは作らない。ポケットチーフは、もちろんNGである。そのほか、ビジネスシーンで着てはいけないのが黒いスーツで、これは正式には冠婚葬祭用である。

 一色氏は、「本当にちょっとした気がつきで、明日からすてきになることができる。人を説得するためには、自分自身が変わることが必要。もし、自分を1ランク、2ランクアップさせたいと感じたなら、ぜひ外見のイメージアップに戦略的にチャレンジしてみてほしい」と講演を終えた。
(山下竜大)

ちょっと不安があるんだよね。

口コミで見る限りでは、
良い評判もあるし
さっそく試したいけど・・・どうなんだろうね?

わたしが気になっているのはコレ・・・

実践者の口コミや評判って
何か安心感があって、
基本的に効果については肯定する声が多かったです。

あまり良い口コミばかりだと
胡散臭いけど・・・やってみようかな

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